この間、2年前に新卒で入社した会社を辞めた時のことをふと思い出しました。
わたしは、入社半年で、せっかく入った会社を辞めました。
堅実な会社でのんびり働くことを夢見ていたわたしが、あっという間に会社を辞めることになるとは思いませんでした。
そして今は、フリーランスとして独立して、ブロガー・アフィリエイターとして活動しています。
今回は、そんなわたしの昔の話を書きたいと思います。
これから新卒で入社する人や、入社したけど違和感を抱えて悩んでいる人に読んでほしいです。
「会社を辞めたい」と考えるようになった経緯
最初は、会社で働くことが楽しいと感じていました。
同期はみんな楽しいし優しいし、今でも仲良しです。
嫌いな上司もいたしやりたくない仕事もあったけど、これも仕事のうちかと思って頑張っていました。
そんな風にがむしゃらに頑張って4ヶ月経った頃、頻繁に窓の外を眺めるようになりました。
デスクの側には窓はないので、書類をシュレッダーにかけに行く時、よくブラインドの間から窓の外を眺めていました。
その時の気持ちは、

って感じでした。
なんとも言えないけど、漠然と「何かが違う」という思い。
そしてある日、また窓の外を見た時のことです。
30代くらいの男性が、犬の散歩をしていました。
それを見てわたしは、

と思いました。
もちろん、有給を取れば休めるし、取引先に向かうためお昼に外に出ることもありました。
でも、どんなことをしても、「会社」という縛りがある中でしか休めない、自由に行動できない、と思ったら、絶望しました。
会社員を否定しているのではなく、わたしにはその働き方が耐えられないと思い、会社で働き続けること自体に疑問を持つようになりました。
また、わたしの場合集団行動が苦手で、人とやりとりしながら何かを進めるというのが苦痛で仕方ありませんでした。
それからはどんどん違和感が大きくなり、

と思い、仕事に対するモチベーションがどんどん落ちていきました。
実際に会社をやめるまでの話
やる気がどんどんなくなり、「自分がいる場所はここじゃない」と考えるようになるにつれ、具合が悪くなっていきました。
しまいには熱も出て、会社を休むようになりました。
そして一週間ほど休み、「もう会社に行けない」と思い、退社したい意思を電話で上司に伝えました。
そのまま、辞めることになりました。
大した荷物もなかったので、ほとんど捨ててほしいと言い、でもいくつか捨てられない私物もあったので、それらは送ってもらいました。
本当、迷惑かけて最低だなと今でも思います。
でも、その時は、辞めるとわかっている会社にもう一度行くなんて嫌だという思いしかなくて、すべて電話とメール連絡で終わらせました。
当たり前だけど、これはおすすめできる方法ではありません。
たくさん迷惑をかけたし、仕事の引き継ぎだってしなかったし、本当にすごい辞め方をしました。
自分で言うのも変ですが…
ただ、どうしようもなかったら、そういう方法でもいいと思うんです。
ダメなんだけど、もうそれは本人次第です。
わたしは今は「こうした方がよかったかもな」と思うこともありますが、当時はそうするしかなくて、どうしても上司と話し合ったりもう一度会社に行って私物を取りに行ったりということはできなかったんです。
迷惑はかけますが、それも一時的なことです。
と、迷惑をかけた側が言うのは本当におかしな話だと思いますが、わたしも人に迷惑をかけられても「ありえない」と思うことをされても、少なくとも一年後にはほぼ忘れています。
そんなものだと割り切って、当初はこのような辞め方をしました。
会社を辞めた後、どんな風に暮らしたか?
こうして会社を辞めた後は、一ヶ月ほど引きこもっていました。
ひたすら映画を見たり、ゲームをする日々。PS2の塊魂が大好きでずっとやってました。
一ヶ月くらいすると、そんな生活に飽きてきました。
飽きたのと、

と思い立ち、お金を稼ぐ方法について考えるようになりました。
でも、「家から出たくない。もう一度会社で働くなんて嫌!!」と思ったわたしは、「家で稼げる仕事」「パソコン 仕事」「家から出なくてもできる仕事」などと検索しました。
昔から検索する癖があったので、とにかく検索して情報を探していきました。
そこで行き当たったのが、ブログとアフィリエイトです。
自分で作ったブログやサイトに広告を貼り、その広告収入で生きている人がたくさんいることを知り、頭を殴られたように驚きました。

と衝撃を受け、それならわたしもやってみようと早速始めました。
それから紆余曲折ありましたが、2年後の今、無事にブログとアフィリエイトで生活できるようになっています。
月収は、会社で嫌々働いていた時の2倍を超え、仕事というより趣味の感覚で毎日取り組み、独立して頑張っています。
違和感は大切にしてほしい
わたしが言いたいのは、違和感は大切にしてほしいということです。
「新卒で入社半年で会社を辞めるなんて、わたしは根性がない奴だ」
「半年も働けないなんて、どこに行ってもダメかもしれない」
「みんなは普通に働けているのに、どうして自分は働けないんだろう」
と自己嫌悪に陥る人も多いと思います。
でも、辞めたいと思うのには、何かしら理由があるはずです。
もし「頑張りたいのに頑張れない」という人がいたら、それはきっと根性がない・やる気がないのではなく、頑張れる環境にいないからです。
わたしは、組織で働くのがとっても苦手です。
毎日同じ人と顔を合わせ、同じ時間に同じ場所に行き、人と協力して仕事をこなすのがめちゃくちゃ苦手です。
それに対して、個人で働く今は、努力を努力と思わないで楽しく頑張ることができ、成果も伸びています。
会社で働くことは一般的ですが、一般的なことがすべての人に当てはまるわけではありません。
あなたは、あなたに合った環境で働けば、十分に力を発揮できるかもしれないのです。
違和感を持ったまま自分の気持ちを押し殺して働いても、楽しくありません。
何かを辞めること、新しい環境に飛び込むことは怖いですが、ずっと鬱々とした気持ちを抱えて生きることほど怖いものはありません。
新卒入社半年で仕事を辞める人なんて、たくさんいます。
「半年で辞めるなんて迷惑なやつだ」と言われることもありますが、こういう人が世の中に数多くいるのは事実です。
違和感を大切に、本当に自分が進みたい道、望む生き方、環境を考え直してみてください。
その上で会社を辞めることが最良の選択だと考えたなら、どんなに早くてもわたしは辞めて正解だと思います。
悩んでいる人の一助になれば幸いです。
ブログ・YouTubeで発信していて、現在は英語やプログラミングを勉強中です!